普放無量無辺光(ふほうむりょうむへんこう) 無碍無対光炎王(むげむたいこうえんのう)
清浄歓喜智慧光(しょうじょうかんぎちえこう) 不断難思無称光(ふだんなんしむしょうこう)
超日月光照塵刹(ちょうにちがっこうしょうじんせつ)
<現代語意訳>
その放ちたもう光明は、広く行き渡り、無量で、どこでも、妨げるものもなく、比べるものもなく、威力にみち、清らかで、喜びに満ち、智慧そのもので、絶えることもない。人間の思いや計らいを超え、言葉では表現できない光りである。太陽や月の光を超え、世界を照らしている。
<この句について>
阿弥陀仏が十二種の光を放って、世界を照らしていることについて書かれています。これは『大無量寿経』に述べられているものです。親鸞聖人は「真実の光明である阿弥陀仏に帰命しなさい」と説いておられます。
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天台宗青蓮院門跡(てんだいしゅうしょうれんいんもんぜき)。親鸞聖人が九歳のときに得度したお寺です。第三代門主慈圓(慈鎮和尚、じちんかしょう、藤原兼実の弟)のもとで得度されました。古くから皇室と関わりが深い門跡寺院で、美しい庭園が有名です。夜間は修学旅行生を対象にした修養会(体験学習)を行っています。有名寺社や史跡が多くある東山に位置します。
アクセスは、地下鉄東西線「東山駅」下車徒歩5分。または円山公園から徒歩10分知恩院のとなりです。
公式サイトは >>こちら
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五劫思惟之摂受 (ごこうしゆいししょうじゅ)
重誓名声聞十方(じゅうせいみょうしょうもんじっぽう)
<現代語意訳>
法蔵菩薩は五劫(=長い年月)の間考えられ、四十八願にまとめ上げられた。 そして、重ねて南無阿弥陀仏の名号が全世界に聞かれ(称えられ)るようにと誓われた。
<この句について>
法蔵菩薩の願いについてが書かれています。一劫は人間の時間に換算すると43億2000万年にあたるそうです。五劫は200億年以上になりますから、ものすごく長い時間考えられて四十八願をまとめ上げられたということが分かります。そして、すべての人びとに「南無阿弥陀仏」を届けたいと誓われたことが書かれています。
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法蔵菩薩因位時(ほうぞうぼさいんにんじ) 在世自在王仏所(ざいせじざいおうぶっしょ)
覩見諸仏浄土因(とけんしょぶつじょうどいん) 国土人典之善悪(こくどにんでんしぜんまく)
建立無上殊勝願(こんりゅうむじょうしゅしょうがん) 超発稀有大弘誓(ちょうほっけうだいぐぜい)
<現代語意訳>
法蔵菩薩(阿弥陀如来)が修行をしていたときに、師の世自在王佛のもとで諸佛の浄土の建立のいわれや国土に住むものたちの善悪を観察し、この上なく勝れた願をたて世にも稀な大誓願をおこしました。
<この句について>
阿弥陀さまの修行時の名前が法蔵菩薩です。元は国王でしたが一切の衆生救済のために王位を捨てて修行をされ阿弥陀如来となられました。一国の国王が、「自分も仏になって世の人びとを悩みや苦しみから救いたい」と願うようになられ、壮大な決心をされ誓われたということが書かれています。
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8月も残りわずかとなりました。終戦記念日が来るたびに戦争のない平和な毎日に感謝の念を抱きます。一方で、最近の憲法論議での改正(改悪)を目論む動きに危惧をおぼえるところです。今年は衆議院議員選挙を控え各候補者や政党もそれぞれの「憲法」に対する考えを示しています。今回の選挙の争点は景気対策・雇用対策や年金問題が中心のようですが、過去の歴史から深刻な経済不況が戦争の引き金になっていることも忘れてはなりません。憲法や平和に対する候補者の考えをよく聞いた上で慎重に投票したいと思います。私自身は浄土真宗を信仰する者の1人として、またこれまでに学んだ親鸞聖人の教えから「護憲」を支持いたします。真宗の平和への考えについて「真宗と平和」のページにまとめさせていただきました。どうぞご覧ください。
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8月のお盆休みを利用して京都へお寺参りに出かけてきました。
東本願寺、西本願寺、東大谷(大谷祖廟)と周辺の寺院、比叡山などをお参りしました。このときの写真を「Gallery」のページにアップロードしましたのでどうぞご覧ください。なお、写真のタイトルや説明はまだ入っていません。徐々に入れていこうと思います。
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帰命無量寿如来(きみょうむりょうじゅにょらい)
南無不可思議光(なむふかしぎこう)
<現代語意訳>
はかりしえない智慧の光である阿弥陀如来に心から帰依いたします。
<この句について>
信仰にたいする一大決心とでも言うのでしょうか。「阿弥陀様こそがすべてです」という宣言とか誓いの言葉と感じます。すごくスムースで、親鸞聖人の言う心から念仏を称える姿を表しているように感じます。
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7月28日、法務省が死刑囚3名の死刑を執行したことについて、真宗大谷派では7月31日、宗務総長名による宗派声明を発表しました。(TOMO-NETかわら版より引用) >>本文はこちら
日本は法治国家ですから、罪を犯した場合にその責任を負うことは当然です。人の命を奪った者は自らの命をもっても償いきることはできないのかもしれません。また、肉親や愛する人を殺された方の悲しみや怒りを思うと極刑も仕方がないと私自身も感じる事があります。しかし、次の大きな2つの事についてはもっと検討を要すると思います。
- どんなに慎重に審議して出した判決であれ、間違い(冤罪)の可能性はあること。
- 「死刑執行」はたとえ法の下における「執行」であれ、人が人を殺す行為であること。
凶悪犯罪の抑止や遺族の救済についてなど、より議論を深めていく必要があると感じますが、「裁判員制度」が始まった現在、「死刑」の是非についてもさらなる議論が必要なのではないでしょうか。もし自分が裁判員に選任されたとき、数日間の間に適正な判断が下せるでしょうか?とても難しい問題だと思います。
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