4月 30
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摂取心光常照護(せっしゅしんこうじょうしょうご)
已能雖破無明闇(いのうすいはむみょうあん)
貪愛瞋憎之雲霧(とんないしんぞうしうんむ)
常覆真実信心天(じょうふしんじしんじんてん)
<現代語意訳>
阿弥陀如来の摂取の光明は常に私を照らし護って下さる。仏さまを疑わなくなり救われた身になっても、むさぼりや瞋り憎しみの心は、雲や霧のように常に如来からたまわる真実の信心の上におおいかぶさってしまう。
<この句について>
闇は破れても、貪り・執着・怒り・憎しみといった心が光明を妨げようとすると書かれています。毎日を平々凡々と暮らしていると、ついつい不平・不満の多い荒んだ気持ちになってしまうことがありますね。これに警笛を発しているようにも感じます。
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