8月 10

7月28日、法務省が死刑囚3名の死刑を執行したことについて、真宗大谷派では7月31日、宗務総長名による宗派声明を発表しました。(TOMO-NETかわら版より引用) >>本文はこちら

日本は法治国家ですから、罪を犯した場合にその責任を負うことは当然です。人の命を奪った者は自らの命をもっても償いきることはできないのかもしれません。また、肉親や愛する人を殺された方の悲しみや怒りを思うと極刑も仕方がないと私自身も感じる事があります。しかし、次の大きな2つの事についてはもっと検討を要すると思います。

  1. どんなに慎重に審議して出した判決であれ、間違い(冤罪)の可能性はあること。
  2. 「死刑執行」はたとえ法の下における「執行」であれ、人が人を殺す行為であること。

凶悪犯罪の抑止や遺族の救済についてなど、より議論を深めていく必要があると感じますが、「裁判員制度」が始まった現在、「死刑」の是非についてもさらなる議論が必要なのではないでしょうか。もし自分が裁判員に選任されたとき、数日間の間に適正な判断が下せるでしょうか?とても難しい問題だと思います。

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