五劫思惟之摂受 (ごこうしゆいししょうじゅ)
重誓名声聞十方(じゅうせいみょうしょうもんじっぽう)
<現代語意訳>
法蔵菩薩は五劫(=長い年月)の間考えられ、四十八願にまとめ上げられた。 そして、重ねて南無阿弥陀仏の名号が全世界に聞かれ(称えられ)るようにと誓われた。
<この句について>
法蔵菩薩の願いについてが書かれています。一劫は人間の時間に換算すると43億2000万年にあたるそうです。五劫は200億年以上になりますから、ものすごく長い時間考えられて四十八願をまとめ上げられたということが分かります。そして、すべての人びとに「南無阿弥陀仏」を届けたいと誓われたことが書かれています。
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法蔵菩薩因位時(ほうぞうぼさいんにんじ) 在世自在王仏所(ざいせじざいおうぶっしょ)
覩見諸仏浄土因(とけんしょぶつじょうどいん) 国土人典之善悪(こくどにんでんしぜんまく)
建立無上殊勝願(こんりゅうむじょうしゅしょうがん) 超発稀有大弘誓(ちょうほっけうだいぐぜい)
<現代語意訳>
法蔵菩薩(阿弥陀如来)が修行をしていたときに、師の世自在王佛のもとで諸佛の浄土の建立のいわれや国土に住むものたちの善悪を観察し、この上なく勝れた願をたて世にも稀な大誓願をおこしました。
<この句について>
阿弥陀さまの修行時の名前が法蔵菩薩です。元は国王でしたが一切の衆生救済のために王位を捨てて修行をされ阿弥陀如来となられました。一国の国王が、「自分も仏になって世の人びとを悩みや苦しみから救いたい」と願うようになられ、壮大な決心をされ誓われたということが書かれています。
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帰命無量寿如来(きみょうむりょうじゅにょらい)
南無不可思議光(なむふかしぎこう)
<現代語意訳>
はかりしえない智慧の光である阿弥陀如来に心から帰依いたします。
<この句について>
信仰にたいする一大決心とでも言うのでしょうか。「阿弥陀様こそがすべてです」という宣言とか誓いの言葉と感じます。すごくスムースで、親鸞聖人の言う心から念仏を称える姿を表しているように感じます。
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