9月 20

本日の安全保障関連法の成立を受けて、真宗の教えをいただく教団としての声明を出させていただきました。
 こうした声明は、生きることの意味を仏の教えによって求める信仰の運動として出させていただいております。「世のなか安穏なれ、仏法ひろまれ」との宗祖親鸞聖人のお言葉、そして、宗祖が帰依された阿弥陀仏の争いなきことを願う本願のお心を、私どもの信心の表白として世に発信しております。
 私たちに願いをかけておられる仏の御心に心を致し、皆様と共に真の平和への歩みを共にしてまいりたいと思います。

安全保障関連法成立にあたっての宗派声明

-積極的な「対話」による「真の平和」の実現を願う-

 
 このたび安全保障関連法が成立したことに深い悲しみを覚えます。
 私たち真宗大谷派は、先の大戦において国家体制に追従し、仏法を人間の都合で利用して戦争に積極的に加担しました。その過ちを繰り返してはならないとの決意から、安全保障関連法案に対して反対の意を表明してまいりました。その背景には、当派の過去の歴史だけではなく、人間がなす正義に絶対はないということを明らかにしてきた仏教の歴史があるからです。
「積極的平和主義」の名の下に、武力をもって平和を実現しようとする行為は、永続的な平和をもたらすものではなく、自他ともに怨みと敵意を生じさせ、報復の連鎖に陥らせるものであります。
 人間とは、自我を離れられない身であり、どこまでも自らの立場を絶対化して、その危うさを問い直すことのできない愚かな存在です。だからこそ、それぞれが自身の愚かさに目覚め、人種、民族、文化、宗教、国家などの差異を超えて、他者と水平に出あう方途を模索しなければなりません。
 私たちは仏の教えに基づく教団として、このたびの安全保障関連法の撤廃を求めるとともに、今後も引き続き、戦争に繋がるあらゆる行為を未然に防ぐ努力を惜しみません。そして、武力に頼るのではなく、積極的な「対話」によって「真の平和」を希求することをここに表明いたします。

2015年9月19日

真宗大谷派(東本願寺)宗務総長 里雄康意

(真宗大谷派ウェブサイトより引用) >>リンク

安全保障関連法成立に対する宗派声明(動画)

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9月 06

 違憲であると言われている安保法案が成立してしまうと、いよいよ日本はアメリカとともに戦争に加担し、殺し殺され合う国に近づいていってしまいます。
 『大無量寿経』には「兵戈無用」(ひょうがむよう)とあります。これは「仏のはたらきを一人一人が認識する限り、兵力や武器は必要ない」という意味です。「集団的自衛権の行使」を中心とした安保法案はこの仏法の精神を真っ向から否定し、過去の辛い歴史を繰り返すことに他なりません。
 全国各地で大規模なデモや集会が開かれており、国民の多数はこの戦争法案に反対をしています。学生も学者も弁護士も、たくさんの人々が反対をしている状況下であるにもかかわらず、政府・与党は法案成立ありきの姿勢を崩しません。本当の平和を願う国であり続けるために、何とかしなければと思います。
 真宗大谷派僧侶で、シンガーソングライターの鈴木君代さんは「兵戈無用」を音楽で表現しておられます。

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8月 18

― いのちは生きる場所を失っては生きられない ―

 私たち真宗大谷派(東本願寺)は、今、まさに行われようとしている九州電力川内原子力発電所の再稼動に対して強く遺憾の意を表明いたします。
 福島第一原子力発電所事故の教訓を軽視し、他者の犠牲の上に成り立つ豊かさを享受する社会は、人間の罪への無自覚が露呈しているものといわざるをえません。
 いのちは生きる場所を失っては生きられません。原子力発電に依存し続けることは、人の関係性に分断をもたらし、いのちを支える大地を根こそぎ奪い取られてしまう危険の上に絶えず生活することを意味します。
 人のいのちが育まれる大地とは、人と人が共に生きあえる社会であります。むしろ、いま願われることは、被災された人々の悲しみに寄り添い、引き裂かれた関係性を回復していくことではないでしょうか。
 私たちは、原子力発電に依存し続けようとする人間の愚かさや核利用をめぐる無責任なあり方を、あらためて直視しなければなりません。
 真宗大谷派は、仏の真実の智慧にわが身とこの世のあり方を聞きひらく教団として、現在のみならず未来のいのちをも脅かすエネルギー政策を問い直し、一人ひとりが原子力発電に依存しない社会の実現に向けた真摯な対話を重ねていくことを強く提唱いたします。

2015年8月10日

真宗大谷派(東本願寺)宗務総長 里雄康意

(以上、真宗大谷派ウェブサイトより引用)

 福島第一原子力発電所の事故で多くの方々が住む場所を失い、また故郷に戻る事もできなくなってしまいました。安全に関する検証や万一の事故時の対策などが不十分な中で、原子力発電所の再稼働がなされてしまいました。暑さ厳しい今年の夏であっても電力需給は逼迫した状況ではありません。国民の安全を守るべき政府は、もっと国民の声に耳を傾けて慎重な判断をすべきではないでしょうか。太陽光や風力、バイオマスといった再生可能エネルギーを活用することで電力供給の安定化は実現可能なはずです。現政府が再生可能エネルギーの活用に消極的であることにも疑念を抱かざるを得ません。 
 

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7月 20

7月15日、安全保障関連法案の衆議院平和安全法制特別委員会における採決を受けて、真宗大谷派宗務総長がコメントを発表しました。

「安全保障関連法案の衆議院平和安全法制特別委員会における採決を受けて」
このたびの安全保障関連法案の採決は、未来を踏みにじり、人のいのちを奪い取っていくことに直結する行為です。
このことは同時に、戦時下に生きた人々の声、無数の死者を背景に制定された日本国憲法の平和の誓いを空文化させるものです。
過去の歴史に学び、未来を開くことに逆行する安全保障関連法案の即時撤回を、「悲しみ」をもって強く求めます。
(真宗大谷派ウェブサイトより引用)

日本はこのまま戦争ができる国へと変貌してしまうのでしょうか。国民の理解も得られないまま、国民の過半数が反対する中で安全保障関連法案は強行採決されました。違憲である可能性が高いと言われる中、現政権が無理矢理にこれを推進する様は民主主義・立憲主義における政治の進め方から逸脱していると思われます。
「独裁」と言っても過言ではないこの状況に強い危惧感を覚えます。

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6月 21

 梅雨の季節、空はどんよりと厚い雲に覆われています。そう言いながらも、すぐに照り付ける日差しの夏がやってきます。盂蘭盆会(お盆)も新旧7月8月と近づいてきました。

 さて、真宗での正式なお盆の飾りつけは「切子灯篭」と言われています。一般に用いられている「盆提灯」は真宗では正式でありません。しかし、「切子灯篭」を扱っている仏具店も限られており、入手は簡単でないようです。

 この「切子灯篭」ですが、とても綺麗で眺めているととても心が落ち着きます。我が家でも初盆の時に購入し、毎年飾りつけを行っております。下記のハセガワ仏壇さんで購入可能です。納入までの日にちが若干かかるようですので、お早目に準備されると良いかと思います。なお、お東用・お西用があるのでご注意下さい。

ハセガワ仏壇 切子灯篭

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