8月 22

法蔵菩薩因位時(ほうぞうぼさいんにんじ)             在世自在王仏所ざいせじざいおうぶっしょ)

覩見諸仏浄土因(とけんしょぶつじょうどいん)        国土人典之善悪(こくどにんでんしぜんまく)

建立無上殊勝願(こんりゅうむじょうしゅしょうがん) 超発稀有大弘誓(ちょうほっけうだいぐぜい)

<現代語意訳>
法蔵菩薩(阿弥陀如来)が修行をしていたときに、師の世自在王佛のもとで諸佛の浄土の建立のいわれや国土に住むものたちの善悪を観察し、この上なく勝れた願をたて世にも稀な大誓願をおこしました。

<この句について>
阿弥陀さまの修行時の名前が法蔵菩薩です。元は国王でしたが一切の衆生救済のために王位を捨てて修行をされ阿弥陀如来となられました。一国の国王が、「自分も仏になって世の人びとを悩みや苦しみから救いたい」と願うようになられ、壮大な決心をされ誓われたということが書かれています。

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