8月 18

― いのちは生きる場所を失っては生きられない ―

 私たち真宗大谷派(東本願寺)は、今、まさに行われようとしている九州電力川内原子力発電所の再稼動に対して強く遺憾の意を表明いたします。
 福島第一原子力発電所事故の教訓を軽視し、他者の犠牲の上に成り立つ豊かさを享受する社会は、人間の罪への無自覚が露呈しているものといわざるをえません。
 いのちは生きる場所を失っては生きられません。原子力発電に依存し続けることは、人の関係性に分断をもたらし、いのちを支える大地を根こそぎ奪い取られてしまう危険の上に絶えず生活することを意味します。
 人のいのちが育まれる大地とは、人と人が共に生きあえる社会であります。むしろ、いま願われることは、被災された人々の悲しみに寄り添い、引き裂かれた関係性を回復していくことではないでしょうか。
 私たちは、原子力発電に依存し続けようとする人間の愚かさや核利用をめぐる無責任なあり方を、あらためて直視しなければなりません。
 真宗大谷派は、仏の真実の智慧にわが身とこの世のあり方を聞きひらく教団として、現在のみならず未来のいのちをも脅かすエネルギー政策を問い直し、一人ひとりが原子力発電に依存しない社会の実現に向けた真摯な対話を重ねていくことを強く提唱いたします。

2015年8月10日

真宗大谷派(東本願寺)宗務総長 里雄康意

(以上、真宗大谷派ウェブサイトより引用)

 福島第一原子力発電所の事故で多くの方々が住む場所を失い、また故郷に戻る事もできなくなってしまいました。安全に関する検証や万一の事故時の対策などが不十分な中で、原子力発電所の再稼働がなされてしまいました。暑さ厳しい今年の夏であっても電力需給は逼迫した状況ではありません。国民の安全を守るべき政府は、もっと国民の声に耳を傾けて慎重な判断をすべきではないでしょうか。太陽光や風力、バイオマスといった再生可能エネルギーを活用することで電力供給の安定化は実現可能なはずです。現政府が再生可能エネルギーの活用に消極的であることにも疑念を抱かざるを得ません。 
 

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6月 21

 梅雨の季節、空はどんよりと厚い雲に覆われています。そう言いながらも、すぐに照り付ける日差しの夏がやってきます。盂蘭盆会(お盆)も新旧7月8月と近づいてきました。

 さて、真宗での正式なお盆の飾りつけは「切子灯篭」と言われています。一般に用いられている「盆提灯」は真宗では正式でありません。しかし、「切子灯篭」を扱っている仏具店も限られており、入手は簡単でないようです。

 この「切子灯篭」ですが、とても綺麗で眺めているととても心が落ち着きます。我が家でも初盆の時に購入し、毎年飾りつけを行っております。下記のハセガワ仏壇さんで購入可能です。納入までの日にちが若干かかるようですので、お早目に準備されると良いかと思います。なお、お東用・お西用があるのでご注意下さい。

ハセガワ仏壇 切子灯篭

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1月 01

謹賀新年
本年もよろしくお願い申し上げます。
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

合掌

「親鸞に学ぶ」管理人

南無阿弥陀仏 

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3月 21

明日3月22日(月)は春分の日ですね。「暑さ寒さも彼岸まで」と言われますが、きびしかった冬にも別れを告げ花の季節がやってまいりました。昨晩は嵐のように強風が吹き荒れ雨が降りましたが、清々しく空は青く澄んでいます。
お彼岸の行事は日本だけに見られるものらしいですが、「彼岸」とはもともと「お浄土」をあらわす仏教用語だそうです。お浄土に生まれることを願う日であることから、あらためてご先祖をしのびお念仏を唱えさせていただく日というわけなんですね。
ついつい「お墓参りの日」とばかり考えてしまいますが、そんな意味もあるんですね。どちらの寺院でも彼岸会のお勤めがありますので参拝と聞法にお出掛けください。
合掌

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8月 09

TwitterとかTumblrとか便利な道具が流行っているようなのでとりあえず始めてみました。Twitterっていうのは「今何してるの?」ってつぶやく掲示板のようなチャットのようなものみたいです。一方、Tumblr(タンブラー)は写真やら動画やら音楽やらが色々とアップロードできるようで便利そうです。また、ブログを作成する機能をもっています。初めてなのでとりあえず、これまでに旅行したときの写真を公開してみました。今後は当サイトの編集に活用していこうと考えています。かわいい動物や海外の名所の写真などがありますので一度のぞいてみて下さい。右サイドバー下の方から入ることができます。または、こちらからどうぞ。

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6月 15

こんばんは。管理人です。今夜はサイトの設立趣旨と私自身の紹介をしたいと思います。私は3年ほど前に家族の一員を亡くしてしまいました。突然のことでそれを受け入れる事ができず、また落胆と無気力の中で何の楽しみも目的もなく過ごす毎日でした。そんな中、ある御縁で親鸞聖人の教えを聞くようになり少しずつ元気を取り戻してきました。多くの人に勇気づけられ励まされる事は本当にありがたいものです。自分もまだまだですが、少しでもその御恩を返せればと思います。多くの皆さんとともに勉強を行っていくことができればと考えております。
このサイトではあえて宗派を限定しておりませんけれども、私自身は大谷派(東本願寺)で帰敬式を受けて法名を授かっております。
サイトのタイトルが「親鸞に・・・」とあるため、なんとなく「〇〇〇宗〇〇会」などの特定団体と関係があるのでは?と勘違いされるかも知れませんが、一切関係はございません。在来仏教の枠組みでの真宗に関するサイトです。何卒よろしくお願い申し上げます。

(管理人)

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6月 14

ようこそ。「親鸞に学ぶ」のサイトにお越しいただき誠にありがとうございます。2009年6月14日(日)に縁あって新しいインターネットサイトを開設させて頂きました。不況による先行きの不透明感や雇用の不安など現代社会における精神的ストレスは非常に大きく、また殺人事件や詐欺事件といった犯罪行為も増加の一途にあります。「人間らしく生きたい」。そして人間らしく往生したい。親鸞の生き方を学び信仰を深めることによりこれを叶えることができるのではないでしょうか?そんな思いからこのサイトの構築をはじめました。今はまだコンテンツも少なく物足りなさを感じさせますが、徐々に大きく育てていく所存です。どうか今後とも御指導御鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

(管理人)

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